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実践栄養学 第9回講義内容

【香川芳子学長による講義】

①第2群の魚介・肉について
  動物性食品である魚介・肉はたんぱく質の供給源です。動物性たんぱく質はアミノ酸組成に優れ、少量で窒素平衡を維持することができます。動物性たんぱく質比(動蛋比)とは、摂取総たんぱく質中の動物性たんぱく質の割合をいいます。1日の食事において、動蛋比が低くならないようにすることが大切です。
  四群点数法では、魚介・肉を、たんぱく質の量によってABCの3つのグループ(ファイル9−①出典;家庭料理技能検定テキストp82)に分けています。たんぱく質の多いAグループは脂肪が少なく、逆にたんぱく質の少ないCグループはその分脂肪が多いという特徴があります。脂肪が多いと高エネルギーになりますので、肥満などの生活習慣病予防のためには、AあるいはBグループから食品を選ぶようにすると良いでしょう。
  魚介と肉では脂肪の質が異なります。魚介には、EPA、DHAと呼ばれるn-3系脂肪酸が豊富に含まれていますが、これらは、血栓症や気管支喘息、アレルギー等の疾患を軽減する作用があります。また、DHAは脳にも豊富に含まれる脂肪酸です。ラットではDHA投与によって学習能の向上が認められています。

②第2群の豆・豆製品について
  大豆加工品である豆腐や納豆などは、魚介・肉と同様、良質のたんぱく質を含んでいます。また、大豆中の脂質には、血清コレステロール低下作用のあるリノール酸が豊富に含まれます。鉄、カルシウム、ビタミンKも多く含まれます。
  ビタミンKが欠乏すると、出血性疾患を引き起こします。納豆は、特にビタミンKを多く含む食品です。但し、血栓や塞栓症の治療に用いるワーファリン(抗凝固剤)を服用している人の場合、薬の効きが悪くなるため納豆を食べてはいけません。

【各担当教員による演習指導】
  先週の宿題は、5日間の食事記録のうち、連続した3日間についての栄養価計算でした。その結果を用いて、自分自身の食事の評価を行っていきます。まず、演習レポートNo.4とNo.5で3日間の食事の集計を行いましょう。

演習レポートNo.4,5について
  No.4記入用紙  ファイル9−②
  No.5記入用紙  ファイル9−③
  No.4,5記入方法について ファイル9−④1、ファイル9−④2