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実践栄養学 第4回講義内容

【香川芳子学長による講義】

①四群点数法のメリット
  四群点数法のメリットは、献立の作成が容易であること、エネルギー調節が可能であること、食品群の振り分けが覚えやすいこと、1点80kcalの食品量は1回分のものが多いことなどが挙げられます。また、四群点数法では、第1群に日本人の不足しやすい乳、卵を分類しています。成人では、第1群から第3群を「3・3・3点」と摂取することで、大切な保全素(たんぱく質、ビタミン、無機質など)を確保できます。過食を予防するために、エンプティカロリー食品(エネルギーだけあって中味のない食品のこと)は第4群として、重点管理することができます。

②四群点数法の歴史
  四群点数法の歴史は、戦前までさかのぼります。白米ばかりを食べていた日本人に対して、1日の摂取量のおおよそを、「主食は胚芽米、おかずは魚1、豆1、野菜4」(1は100g)として示しました。その後、7つの食品群、5つの食品群を経て、4つの食品群が完成しました。さらに、80kcal、1点とすることでエネルギー管理、献立作成に適した食事法として、現在に至っています。

③四群点数法を利用する上でのポイント
  四群点数法を自由に利用するためには、まずは、食品の分類と1点の概量を覚えることです。調理のレパートリーを増やすことで、献立が立てやすくなります。

【川端輝江教授による演習指導】

  前回の宿題は、お休みの3日間を利用し、四群点数法によって献立を立てて食事を作り、食べてみることでした。それでは、今週はそのように四群点数法で立てた献立が、1日の必要とする栄養量を満たしているかどうかの確認をいたします。
  3日間の献立をもとに、栄養価計算をしてみましょう。

  No.9記入用紙
  No.9記入例
  No.9記入方法について その1 その2 その3

  栄養計算は80kcal成分表を用いて行います。No.9の記入方法では、五訂増補食品成分表を用いた計算方法が出ています。80kcal成分表を用いた計算方法については下記を参照して下さい。

  《例:絹ごし豆腐を50g食べた場合》
  80kcal成分表(p90) 栄大コード2711
  1点(80kcal)当たりの実用値は140g、1点当たりのたんぱく質6.9g、脂質4.2gなので、

  エネルギー量:80kcal×50g÷140g=
  たんぱく質    :6.9g×50g÷140g=
  脂質            :4.2g×50g÷140g=

  これを電卓で計算して下さい。なお、80kcal成分表の場合、エネルギーがゼロである場合には可食部100g当たりの成分値が記載されていますので、その場合には、No.9の記入方法に記載された計算方法に従って下さい。