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実践栄養学(AB) 第10回講義内容

【香川芳子学長による講義】

①貧血の種類
  造血そのものがうまくいかない再生不良性貧血、ビタミンB12や葉酸が不足することで起こる巨赤芽球性貧血、赤血球が破壊されることで起こる溶血性貧血、鉄不足で起こる鉄欠乏性貧血など、貧血にはいくつかの種類があります。その中でも、日本人、特に若い女性で最も多い貧血は、鉄不足によって起こる鉄欠乏性貧血です。鉄欠乏性貧血は出血量増加による鉄の喪失、吸収障害による鉄欠乏、食物摂取の異常、鉄需要の増大などで発症します。

②女性に多い鉄欠乏性貧血
  血清フェリチン濃度を測定したところ、男子に比べて女子では低く、しかも、ほとんどの人がゼロに近い値であることが分かりました。血清フェリチン濃度は体内の貯蔵鉄量をあらわしています。女性で貧血が多いのは、月経からの鉄損失が要因となっています。出産を控えた若い女性の場合、体内鉄を十分にしておかなければなりません。

③鉄鍋使用で増える鉄摂取
  ヘム鉄は非ヘム鉄より吸収率が高く、また、体内の鉄需要が高い場合にも吸収率は高くなります。食品中に動物性食品やビタミンCが一緒に存在すると、鉄吸収は上昇します。一方、フィチン酸や茶などのタンニンは鉄吸収を低下させます。
  鉄鍋で調理をすると、鍋から溶出した鉄によって料理中の鉄量が増加します。これも、効果的に鉄の摂取量を高めるための方法の一つとなります。

【各担当教員による演習指導】
  演習も最後に近づいて参りました。自分自身の食事の評価をする上で、必要なデータを算出します。演習レポートNo.6と12で、評価に役立つための各指標の算出をしておきましょう。

演習レポートNo.6,12について
  No.6記入用紙  ファイル10−①
  No.12記入用紙  ファイル10−②
  No.6,12記入方法について  ファイル10−③1、ファイル10−③2、ファイル10−③3、ファイル10−③4