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実践栄養学(AB) 第12回講義内容

【香川芳子学長による講義】

①第4群について
  四群点数法では、第4群に穀物、種実類、砂糖、油脂、その他(菓子、飲料、調味料等)を分類しています。これらの食品は、主に、炭水化物と脂質を含み、エネルギー供給源となるものです。

②穀類について
   穀類にはたんぱく質やビタミン、無機質も含まれることから、第4群の中では最良の食品です。搗精の過程で、外皮やぬか、胚芽に含まれるビタミンB1や食物繊維が減少してしまいます。ビタミンB1を多く含む胚芽を残した胚芽米の開発は、脚気の予防・治療に大きな貢献をしてきました。

③砂糖について
  砂糖はエネルギー源となります。エンプティカロリーと呼ばれ、糖質以外の栄養素を含まない食品です。また、穀類に比べて吸収は速く、インスリンの急速な上昇を招きます。それにより、糖質からの脂肪への合成が促進され、肥満や糖尿病を引き起こします。従って、砂糖はとりすぎないように注意します。
  朝食を食べない空腹時に、砂糖を摂取すると反動性低血糖を起こします。1970年代、アメリカの空軍でテスト中に飛行機が墜落する事故が多発しました。パイロットが朝食抜きで、飛行機に乗る前にキャンディーバーを食べた時に多いことが分かり、“キャンディバー症候群”と呼ばれました。空腹時に糖分を摂取し高血糖になるとインスリンの分泌が増加しますが、すでに食べた糖分は吸収されてしまっているので低血糖を起こしてしまう、これによって起きた事故だったのです。

④第4群の取り方には注意が必要
  脂肪摂取量が増え、肥満や糖尿病が増加する中、メタボリック・シンドロームの臨床診断基準も定められました。エネルギー摂取量をコントロールすることが、様々な病気を予防し、健康に生きるために最も大切なことです。第4群はエネルギー供給源となる食品をまとめています。従って、第4群の摂取量をコントロールすることで、体重管理を簡単にすることが可能となります。